おくりびと に涙した
母の葬儀において実際にお世話になった。加えて納棺夫日記を読み、<納棺師>という仕事の存在は知っていた。
誰にも<平等に>訪れる黄泉の国への旅立ちに際し、厳かに尊厳を称え身繕いを整え、柔和な顔を仕上げて納棺をする。
生に執着し、死をタブー視する社会通念がはびこっている現代日本。
納棺師という仕事、職業を蔑視し『穢らわしい』と言わせしめてしまう。
しかし、この<仕事>は崇高な営みであること、葬送儀礼を通して礼節と品格、いかに生きいかに死ぬかということを学ぶことのできるものだということを教えてくれる。
映画 おくりびと は淡々と、そして静謐なる流れの中でメメント・モリ(Memento mori)=死を想え・死を忘れるな・自分が死すべき存在である ということを優しく心に染みいるように語りかけてきたように感じた。
主人公の本木雅弘、その妻役の広末涼子をはじめ山崎努、吉行和子、余貴美子、笹野高史、山田辰夫らが大きな共感を抱かせる演技を見せる。
生きることは他の生きものの命を食していくこと、生と死の連続性などを示唆するかのように、食材やものを食べるシーンが効果的に配されていた。
石文(いしぶみ)のエピソードなど、キラリと光る脚本が家族や人との絆についても温かなメッセージを伝えてくれた。
久石譲作曲によるチェロの音、山形の美しい風景と共心に残る、秀逸なる映画に仕上がっていた。
世代を超えて、できれば多くの若い人に観てもらいたい作品だと感じた。
往々にして過剰表現、虚仮威しが氾濫している中にあって、長く記憶に残る=小津作品にも匹敵する一本だと思いつつ映画館を後にした。
誰にも<平等に>訪れる黄泉の国への旅立ちに際し、厳かに尊厳を称え身繕いを整え、柔和な顔を仕上げて納棺をする。
生に執着し、死をタブー視する社会通念がはびこっている現代日本。
納棺師という仕事、職業を蔑視し『穢らわしい』と言わせしめてしまう。
しかし、この<仕事>は崇高な営みであること、葬送儀礼を通して礼節と品格、いかに生きいかに死ぬかということを学ぶことのできるものだということを教えてくれる。
映画 おくりびと は淡々と、そして静謐なる流れの中でメメント・モリ(Memento mori)=死を想え・死を忘れるな・自分が死すべき存在である ということを優しく心に染みいるように語りかけてきたように感じた。
主人公の本木雅弘、その妻役の広末涼子をはじめ山崎努、吉行和子、余貴美子、笹野高史、山田辰夫らが大きな共感を抱かせる演技を見せる。
生きることは他の生きものの命を食していくこと、生と死の連続性などを示唆するかのように、食材やものを食べるシーンが効果的に配されていた。
石文(いしぶみ)のエピソードなど、キラリと光る脚本が家族や人との絆についても温かなメッセージを伝えてくれた。
久石譲作曲によるチェロの音、山形の美しい風景と共心に残る、秀逸なる映画に仕上がっていた。
世代を超えて、できれば多くの若い人に観てもらいたい作品だと感じた。
往々にして過剰表現、虚仮威しが氾濫している中にあって、長く記憶に残る=小津作品にも匹敵する一本だと思いつつ映画館を後にした。
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