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zoom RSS あれから12年

<<   作成日時 : 2011/09/30 16:30   >>

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12年前の今日、すなわち1999年9月30日に起こった茨城県東海村の核燃料加工会社JCOでの臨界事故のことはよく覚えている。
夕方、顧客との面談アポイントがあったため、JR我孫子駅に降り立った。
同日午前に発生した事故のため、被曝のおそれがあるので近隣地域の住民はなるべく外出を控えるように・・・との報道があり、駅周辺はほとんど人の気配が感じられないほど閑散としていた。
まだ携帯電話もそれほど普及していなかった頃なので、面談予定の事務所で待機していたときに、電話がなった。
「申し訳ないが、本日の面談はキャンセルしてほしい」とのことだった。
会議を早めに切り上げて、1時間余りの移動をして来たのだが、無駄足となってしまったことを、異様な街の風景と共に記憶している。

社員2名の死亡と、住民ら666人が被曝してしまったこの事故については、後にNHKテレビのドキュメンタリー番組で報じられるとともに 「朽ちていった命 ー被曝治療83日間の記録ー」 という書籍(新潮文庫)にまとめられた。

入院当初は冗談まで言っていた患者(篠原理人さん・40歳)は瞬時の大量被曝によりDNAが損傷し、組織の再生能力が失われ、放射線治療の特別チームによる治療の甲斐もなく、死亡した。
皮膚の剥奪、組織の漏出など、その凄惨を極めた記録は、放射線被曝の悲惨さ、恐ろしさを余すところなく伝えている。
さすがに店頭にて販売する一般図書として、また故人への尊厳を守るためという配慮なのだろうか、文字通り「朽ちていく」様子を撮影した治療経過の写真の掲載は見合わされていた。

日本臨床救急医学会で発表された写真は下記で閲覧することができる。
(相当にショッキングな写真なので、勇気のある方のみクリックしてください。)
http://blog.livedoor.jp/weekchange-beronupes/archives/51074057.html

東海村内に在る、日本原子力発電東海第2原発は現在定期検査のため停止している。
タービントラブルなどで再稼働の予定はない。
同原発の30Km圏内の人口は100万人規模に達するという・・・。

本棚から同書を取り出して、今晩は再読してみたいと思った。




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