4ビートって粋ですね!!

お茶の水JAZZ祭’09
明治大学アカデミーホール1階6列11番 17:00開演

財布にしまってあったチケットにはこう印刷されていた。
前から6列目、なかなか良い場所がとれたな・・・と思いつつ会場内に入った。
椅子の背に付けられた座席を示すプレートを頼りに自分の席を探す。
な、なんと、Jazz演奏とのコラボレーションでダンスなどもプログラムにあるため、1から5列までが拡張された舞台になっていた。
そのため、私の席は最前列の中央付近ということになっていた。

このコンサートは第3回を迎えた お茶の水JAZZ祭 の第2夜のプログラムである。
この催しは総合プロデューサーである宇崎竜童が、母校である明治大学時代を過ごしたお茶の水や神保町周辺の発展に地域貢献をしていきたいとの思いから、地元商店街の事業と連携し、地域活性化に寄与するものである。
この地域はすでに、「古本祭り」をはじめ「ブックフェスティバル」「スポーツ祭り」「アートピクニック」などで全国区の知名度を誇っている。
この「JAZZ祭」もこうした事業との連携を深めるため、「音楽」というキーワードを軸に地元楽器店が地域団体と連携。
古書店街・スポーツ店街・楽器店街の賑わいの創出に貢献するものとなっている。

(明治大学)楽友会という小さな大学OB団体が催す音楽祭としては異例の規模と内容のものとなっている。
昨年1月に第1回、10月に第2回が開催されていたが、都合がつかず残念な思いをしていた。

さて、2階席まで埋め尽くされ1000人余が開演を心待ちにする中、定刻5時にベルが鳴った。
宇崎竜童氏と夫人で作詞家、そしてやはり明治大学卒業生でもあり、総合司会を務める阿木燿子氏が登場。

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前日10日の出演者は
第1部 大隅寿男トリオ (ゲスト)TOKU
第2部 小沼ようすけ with Giancarlo Maurino
第3部 寺井尚子カルテット 
という垂涎のメンバーであった。
そして第2夜の出演者は
第1部 Fried Pride
第2部 横田明紀男Boiled Pride with 青木香葉&シャイニーベリーダンサーズ
第3部 <特別出演> 原信夫とシャープス&フラッツ

抜群のテクニックと音楽性を誇るギタリスト横田明紀男と幅広い音域とパワフルなシルキーボイスが魅力のShihoのユニットによる演奏とVocalを堪能した。
ギター演奏の指の運びやストローク、足でリズムを取る様子なども間近に見ることができた。
続く第2部では、ギターの横田明紀男に加え,小島良喜(Key)・村上聖(Ba)・・中沢剛(Ds)・海沼正利(Per)・平松加奈(VI)・井出慎二(Sax)・三原ミユキ(Vo)らの奏でるキレの良さと哀愁溢れる演奏のもと、日本の第一線で活躍するBelly dancer青木香葉と10名のカラフルな衣装を纏ったシャイニー・ベリーダンサーズ、そしてゲストダンサーとして鈴木陽平も加わり、ダイナミックにして妖艶、官能的(PG12?)なダンスを愉しんだ。
最前列の<特典>を120%満喫することができた。

そして20分の休憩の後、日本の世界に誇るビッグバンド、原信夫とシャープス&フラッツが登場した。
その演奏の<凄さ>は今更語るまでもない。
宇崎が出演交渉に行った際、『もうファイナルコンサートも終えてしまったので・・・』と語る原に、『それでも是非!』と食い下がったところ、『このJAZZ祭の灯を消さず、ずっと続けてくれることを約束するなら出演しよう』と快諾していただいたという話が披露された。
この一夜のために、特別に再結成された♯&♭のサウンドはいつにもなくドライブし、シャウトし、スイングしていた。
ソロパートの演奏も、名残を惜しみ、そして最高の音を聴かせたいとの想いがひしひしと伝わるものであった。
去る4月に原信夫とシャープス&フラッツ ファイナルコンサートを聴きに座間まで行ったことが思い出された。
あの時の感動、感激をこうして再び味わうできたことを嬉しく思った。
そして、おそらくもう二度とこのメンバーによる演奏を聴くことができなくなる寂しさを感じた。
宇崎も阿木も涙ぐんでいた。
他の出演者も♯&♭のメンバーも原さんも、そして会場の聴衆みんなが笑顔とともに泣いていた。

1000人余の聴衆が総立ちとなり、熱く贈った拍手は5万人のそれにも匹敵するほどのものであった。
笑顔と涙のうちに感激のコンサートは終了した。
この場に居合わせることができた幸せは永く記憶に残ることになるだろう。

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