我ながら うかつ だった

たとえ夫婦や親子であったとしても、同じ政党や同じ候補者に一票を投じる必要はない。
例えば父親が自民党、母親が民主党、長女が公明党、長男が共産党に入れても何の問題もない。
場合によっては誰かが棄権することもあるだろう。
選挙権の行使、そして民主主義とはそういうものの筈である。

先日K君と話しをしていて、うかつにも「なるほど」と思ったことがあった。
例の 定額給付金 である。
総務省のHP、居住している区のHPや広報をみると次のように記されている。
給付対象者及び申請・受給者
給付対象者は、基準日(平成21年2月1日)において、1)又は2)のいずれかに該当する者
1) 住民基本台帳に記録されている者
2) 外国人登録原票に登録されている者(不法滞在者及び短期滞在者のみ対象外。)
申請・受給者は、給付対象者の属する世帯の世帯主(外国人については、各給付対象者)。
(太字は私が加工したものです。)

定額給付金は世帯単位への支給であり、個人単位でのものではない。
例えば世帯主が給付金を受け取りたくないと思っていても、家族全員が受け取りたいといった場合、世帯としての決定(申請するか否か)をしなければならない。
4人家族で二人分だけ支給してくれ・・・などということはできない仕組みになっているのである。

確かに1万2千円(年齢によっては2万円)あれば、一回多く飲みにも行ける。
読みたい本も買えるし、衣類や趣味の品物も買えるだろう。
医療費や教育費の たし にもなるだろう。

しかし現在の政権与党に対して、あるいはその政策に関して疑問を持ったり反対をしている人物が、それこそ『矜恃』の問題として受け取りを拒否(申請をしない)することは、筋の通った行動であると思える。
「武士は食わねど高楊枝」ではないが、そんな「侍」がいてもよい。
だが、スーパーのチラシを見て1円でも安いところへ出かけていく主婦が政治に文句を言いながらも、『是非、受け取りたい』と言ったとしても、それはそれで納得できることである。

役所の手間が大変だ、事務経費が嵩む・・・、という議論もあるが選挙権の行使同様、給付対象者の考えや意見、それに伴う自由な行動が担保されていない今回の施策はやはり まがいもの であると感じてしまう。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック