「ゆでガエル」はありえない

熱湯の中にカエルを入れると、あまりの熱さに耐えきれず飛び出してしまう。
しかし、水の中にカエルを入れ、ゆっくりと温めていくとカエルは気づかずにゆで上がって死んでしまう。・・・と、いうのが「ゆでガエル」現象といわれるものである。
徐々に進行する環境の変化には気づくことなく、事態が深刻になったときには手遅れであり、状況や環境への即応性が大切であるという例証としてよく用いられる。
ビジネスセミナーや環境問題・健康被害の問題などでよく耳にする。
カエルは変温動物であり、ヒトなどの恒温動物とは異なるという説明は生物の教科書にも書かれていることである。
変温動物は外界の温度に適応して体温調節をおこなうとある。
いかにゆっくりな(例えば1分間に0.5℃程度)水温の上昇であったとしても、カエルは自身の持つ温度センサーが働き、自らの生存の危機にいたる温度に達する以前にその水槽(湯槽)から飛び出してしまうというのが、真実である。

科学の名を借りたこうしたイカサマ、人を惑わせ誤った判断に導く事例は身のまわりにもたくさんある。
「全頭検査には科学的根拠がない。アメリカの主張する検査方法で十分に安全は担保される。」などということ自体が「非科学的」なことである。
利権がらみの経済優先策が「科学」の名のもとに大手を振って罷り通ろうとしている。
実害のない神話や都市伝説であるうちは笑って聞き流していても構わないが、私たち自身や子孫にたいする健康被害、生命の危険にかかる問題については、しっかりと勉強する必要がある。

もう牛を食べても安心か

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック