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日本の食糧自給率が先進国の中でも異常に低い(カロリーベースで40%)ことは周知の事実である。 この危機的な状況を改善するため、石破農水大臣は「むこう10年間で自給率を50%にする」という方針を発表した。 石破農水大臣記者会見概要で、その内容と質疑応答を知ることができる。 さらにその<アクションプラン>については、食糧自給率強化のための取組みと食糧自給率50%のイメージに詳しい。 長い間、減反政策と補助金行政を続けてきて、今になって「さあ、自給率を上げましょう」と言われても、『絵に描いた餅ならぬ、絵に描いた米・小麦・大豆」という印象を持つ。 いずれにしても<自給率強化>は待ったなしの喫緊の課題であることは厳然たる事実である。 だが、諸外国に比べ小規模農家が多く、生産コストが高く、農業従事者の平均年齢はゆうに60歳を超えている現状、後継者確保も難しく、荒れ果てた休耕田が広がっている・・・という現状をみると、目標達成のための道程は険しいものだと言わざるを得ないだろう。 かくいう私も、生産に携わる者ではなく、消費一辺倒の都市生活者である。 政策を批判することは、たとえそれが『正論』であろうとも、説得力や整合性を著しく欠いた無責任なものであると思っている。 具体的にどのような<行動>をとることができるのだろうか。 多少価格が高くともおいしい国産の物を購入し、米飯を中心とした食生活に変えるということくらいかもしれない。 さて、早くも師走を迎え忘年会の季節である。 昔ほど、そうした会合を頻繁(「はんざつ」ではありません!)にもつこともなくなったのだが、街に出て家族や気の置けぬ友人たちと飲食を楽しむことがある。 おじさんたちにとっては、夕暮れの中で灯をともした<赤提灯>は何とも魅力的なものである。 あれこれと口実をつけては、誘蛾灯に魅せられた虫のごとく店の暖簾をくぐることとなる。 最近、<赤提灯>ならぬ<緑提灯>を掲げる店を目にするようになった。 個人的にはその趣旨と試みに拍手を贈りたいと思っている。 まだ全国で1500店舗ほどではあるが、探せば読者諸兄の近くにもきっとあるはず。 何よりも官制ではなく、各店舗の自己申告制度であることがユニークである。 肩肘をはらぬ、地道な試みが広がることによって、意識改革と共に自給率向上にも貢献することができるのではないだろうか。 平成20年の年忘れ、21年の新年会に<緑提灯>のお店を訪ねてみるのはいかがでしょうか。 |
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