|
かつて 本を贈る と 矢祭町からお礼状が届いた で書いた矢祭もったいない図書館が気になっていた。 市町村合併を拒み独自路線を歩む同町の姿勢については、サンデープロジェクトをはじめいくつかのメディアでも追跡取材が行われていた。 最近では町議会議員報酬も<日当>となり、財政負担の軽減に寄与しているとの報道もあった。 矢祭町議員報酬の基準決定 研修会も日当支給 議員以外の職業を持っていない者は生活が困窮する、地道な日々の活動が無給扱いなのは納得がいかないなど、この制度を疑問視する声も聞かれるが、財政支出の健全化に向けて大胆な試みが実施されている。 はたしてどんな町並みなのか、そしてどんな図書館ができたのか、是非この目で見たいものだと思い、連休前に同市の教育委員会に電話をかけ、図書館の開館予定を問い合わせた。 いかにも素朴な方言で、「5月の連休中も図書館は開いていますので是非お越し下さい。」と男性が応えてくれた。 5月5日。 起床したときにはまったくそのつもりはなかったのだが、急に思い立ち 「矢祭までのドライブ」を敢行することとした。 自宅から加平インター、常磐道経由で進む。途中これといった渋滞もなく2時間40分で到着した。 水郡線東舘駅(無人)に隣接する図書館は小振りな建物ながら、清潔感溢れるものだった。 私と同じようにその趣旨に賛同し図書を寄贈した全国の<もの好き・同士>の名前がガラスの壁面に刻まれていた。 「都道府県毎にお名前が並んでいますのでお探し下さい。」と対応してくれた男性職員に説明を受け、東京都と書かれた部分に目をやった。 「あった、あった!ありました」。職員の方に伝える声が弾んでいたのが自分でもわかった。 入試の合格発表のような嬉しさを感じた。 「本当に大切な本をおわけ頂き有難うございました。」 「昨年7月寄贈分までの方々のお名前が刻んであります。」との話であった。 役場からいただいた「お礼状」には、名前の漢字が誤って書かれていたため、少し心配だったのだが正しく表記されていた。 館内には繪が飾られ、明かり取りの窓には障子がはめ込まれていた。 明るく、本を探したり読書を愉しむには使いやすそうなスペースが広がっていた。 受付の女性も控えめながらにこやかに対応してくれて気持ちが良かった。 近くにあれば、<My書斎>として通いたい場所である。 地方の衰退が指摘される中、この矢祭町も例外ではないと感じた。 人通り、車の往来も決して多くはなく、駐車場を設けたスーパー、ホームセンターのような所だけが賑わっていた。 懐かしい田園風景、素朴な人情・・・、だけでは地方は生き残れない。 そんな厳しい現実もかいま見たような気がした。 |
| << 前記事(2008/05/07) | トップへ | 後記事(2008/05/07)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
矢祭町の改革には前町長の大胆な取り組みが結果を呼んでいるのでしょし継承し進化を続けている。他の地方公共団体から見れば図書館を本を購入しないのは・・・と批判されたのは事実ですが、大切な本を提供なさった方には思い出が残り訳であり,よいことです。 |
Tomo 2008/05/07 20:57 |
| << 前記事(2008/05/07) | トップへ | 後記事(2008/05/07)>> |