JO談   50歳をこしたおじさんのつぶやき

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<<   作成日時 : 2008/05/07 01:12   >>

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5月4日。
今日も期待を裏切られ、太陽は顔を見せてはくれない。
曇天のため、予定していたドライブを中止。
妻も今ひとつ体調が優れないとのことで、一人で外出することとした。
読みたい本も、聴きたいCDも、観たいDVDもあるというのに、何故かせっかくだから・・・と靴を履いて家を出てしまう。落ち着きがないというか、尻軽というか・・・、我ながら首を傾げてしまう。
敢えて言えば、<東京に住んでいるメリットを最大限享受しよう>という行動である。
最初の目的地は、上野・科学博物館。
ダーウィン展に足を運んだ。
「進化論」といえばダーウィン、ダーウィンといえば「進化論」。
一定年齢以上の人なら知らない人はいないであろうこの理論もいわれてみればたかだか150年前に発表されたものである。
知っているようで知らなかったこと、誤解していたことなど多くの新しい発見があった。
活字だけではなく、現物を観ることによる理解の大切さをあらためて感じた。
加えて、宗教的に創造主たる神を冒涜するものとして「進化論」を教えない現実、あるいはヒットラーに代表される恣意的な誤った「進化論」解釈などについての展示も興味深く見ることができた。
来年(2009年)はダーウィン生誕200年にあたる。
今なお、彼が提唱した自然選択による進化の理論は現代社会のあらゆる分野に大きな影響力を持ち続けていることを再認識した。

JR上野ー(秋葉原)−両国。
僅か20分で19世紀イギリスから幕末の日本へと移動してきた。
続いての目的地は江戸東京博物館で開催中のペリー&ハリス 〜泰平のねむりを覚ました男たち〜である。
泰平の 眠りを覚ます 上気撰 たった四杯で 夜も寝られず
幕末のペリー「黒船来航」を語る時に必ず引き合いに出される狂歌である。
この展示のサブタイトルである〜泰平のねむりを覚ました男たち〜とはまさに言い得て妙なりというところか。
当時の日本政府(江戸幕府)の驚愕と狼狽は想像に難くはないが、21世紀の現代においても象徴的に使われる「黒船(来襲)」ということばは、外圧に弱いという日本(人)のメンタリティーを現しているように思える。
ペリー艦隊が日本遠征のために米国から持参した星条旗(星の数は31)が展示されていた。
それだけでも興味深いことなのだが、なんとこの星条旗が45年、第2次世界大戦のポツダム宣言受諾の日本降伏文書調印式が行なわれた際、ダグラス・マッカーサーによってミズーリ号上に掲げられたということを知った。
ひとつひとつの展示品を見ながら、紡がれてきた歴史の一こま一こまとそこに生きた人たちに思いを馳せ、しばし感慨にふけってしまった。
今年はハリスが日米通商条約を結んでからちょうど150年、奇しくもペリーが没してから150年の節目の年に当たっているという。
是非機会があれば観覧されることをお薦めします。

博物館を出ると、ぱらぱらと雨まで降ってきた。傘を持たずに来たため、国技館に駆け込んだ。
よって、次なる目的地は両国国技館・相撲博物館と相成った。
画像

館内では、希望者を募って<バックヤード・ツアー>なるものも行なわれていて実際に土俵を作る様子などについての説明を聞いている人たちもいた。(私は2階席から見下ろして撮影)
(問題山積といえども)日本の国技なのだから、<バックヤード・ツアー>などといわずに何とか言いようがあるような気がするのだが・・・。

画像

鬢付け油のいい香りをかぎながら国技館を後にした。

美術館や博物館の見学は家族や友人と一緒もよいが、興味の持ち方も違えば、展示の説明文を読む速度も異なる。連れに気兼ねすることなく自分のペースで好きに見て回るためには<ひとり鑑賞会>、<ひとり社会科見学>
のほうが良いかもしれない。

国技館を出たところで妻に電話をして呼び出す。
行きつけの鮨屋で舌鼓をうって帰宅。
それなりに充実した時間を過ごした一日であった。

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