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zoom RSS 『聾』は差別語?

<<   作成日時 : 2008/03/12 11:05   >>

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聾学校、改称しないで
静岡県教委が「聾学校」を「聴覚特別支援学校」と改名することへの異議だった。学校教育法の改正を受けた措置だが、全日本聾唖(ろうあ)連盟は改名に反対。全国の都道府県教委の判断は割れている。

静岡県では、校名変更に県聴覚障害者協会が反対してきた。県教委は変更の理由を説明したが、話し合いは平行線に。県教委は2月県議会に校名変更の条例案を提出。今月19日に可決される見通しだ。

静岡県教委はなぜ変えるのか。特別支援教育課の名倉慎一郎課長は「一般に『聾』という字には差別的なニュアンスがあり、『聴覚障害』と言い換えが進んでいる」と説明する。

〈聾(ろう)〉 国立身体障害者リハビリテーションセンターの市田泰弘さんは、差別語とされ使われなくなった「つんぼ」から「聾者」へと、「聾者」から「聴覚障害者」へと言い換えが進み、「聾者」という言葉も「もはや使わない差別的な言い方」と誤解されていると指摘する。マスメディアでは「耳が不自由な方」という表現も使われてきた。全日本聾唖連盟の河原雅浩・教育対策部長も「聾であることに私たちは誇りを持っており、私たちの団体名にも堂々と『聾』を使っている」と説明する。   asahi.comより一部転載


差別語、もしくはPolitical Correctness=PCなるものは、社会の多くの人が<使わない方が望ましい>、<○○と言い換える方が良い>と納得する合理性を持ったものだけではなく、<ことば狩り>や<言いがかり>、<語源や使われる文脈を理解せずに批判する>だけの無知や思慮が足りぬ、お門違いと思えるものも少なくない。

確かに「そのことば」を使われたことにより不快になったり、傷ついたりする人はいるだろう。
使う側ではなく使われる側の立場でものを考えるというのは大事な視点であると思う。
だが、一人でも異議を唱えたならば、無批判に自粛・撤回・言い換えに走るというのはいかがなものであろうか。

古くからよく引き合いにだされることばに『片手落ち』というのがある。
このことばは「片手」+「落ち」ではなく、「片」+「手落ち」が語源である。
「手」とは仕事や配慮を示し、「一方に欠ける事柄」を現すものである。
ここには「差別」のかけらもないのであるが、ことば自体から腕(手)のない人を連想することから判例でも「差別用語」と認定されたことがある。
私自身は、こうした言語文化を破壊してしまうような風潮には抵抗を感じる。
だからといって、敢えて積極的にこのことばを講演や公式文書において使うということには心理的なブレーキがかかってしまう。
なんとも悩ましいことである。

来月から新たな高齢者医療制度がスタートする。
これまでの老人保険制度が廃止され、65歳から74歳までの方を『前期高齢者』、75歳以上と 65歳以上の寝たきりの方を『後期高齢者』と呼び、それぞれの医療制度が実施される。
なんとも<優しさ>に欠ける今の日本の政治を象徴するような呼称である。
後期高齢者と呼ばれることの哀しさを役人どもはまったくわかってはいない。
こうした役人用語こそが差別語だと思うのだが・・・。

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